2003年 3月議会

一般質問 ■ SCみったの進出は、既存商店に大変な脅威
一般質問 ■ 再出発のときこそ、市民合意を大切に

スーパーセンターみったの進出に反対を

スーパーセンター「みった」進出問題が浮上しました。市も議会の他会派も「地域経済に大きなインパクト」 と歓迎の意向を表明していましたが、地元事業者の声や福井県、石川県など同店が進出済みの地域の実情もしらべた定岡市議は、「境港のまちづくりにとって重大問題」とし、再検討を求めました。これに対し、黒見市長は歓迎の方針を変えませんでしたが、「始めて聞くことも多くあったので、県に伝えたい」と答弁しました。 討論の一部をお伝えします。

新規雇用の一方で、新たな失業者の危険

定岡敏行市議 この会社はアメリカの「ウオルマート」直伝の業態・商法で、 「自分の店以外、その地域に店は必要がない」と豪語している。既存の商店主や小売業界の人々の死活問題で、近所のお店がなくなれば、毎日の買い物という暮らしの基盤がこわれかねません。雇用への期待があるが 、一方で新たな失業者です。「いない」や「やよい」などホームセンターやスーパー6社の市内従業者数が3 00人だそうです。日本の小売業界は飽和状態で新規出店の新規雇用の一方、あらたな失業者が生み出され、 プラマイゼロにしかならないと学者も指摘している。

仕入れコストの徹底した切り下げ

定岡敏行市議 テナントや地元からの優先仕入れの期待を市長はおっしゃったが、クリーニング店、うどん屋しか余地がない。たとえば魚介類など、北陸の小浜港、みなと一つ買い取る。 徹底した仕入れ戦略で低コスト化です。だからこんな値段でやれる。販売先のパイが増えるなら良いが、「みった」が出てきて、既存店がつぶれて、差引きマイナスになりかねない。

安心な地元商店つぶし、農薬漬けの大型店か

定岡敏行市議 石川県・川北店の近所に電話で様子をうかがった。ある方が「安いのは安いが、食料品はほとんどが輸入品で中国産が多い。安全に不安がある」という。境港の青果店社長に、 お話を聞いたが、「安心な地元の野菜を売れるのが嬉しい」とおっしゃる。地元に生きる商店主のかたは、同じ 想いでがんばっていらっしゃる。こういう店を、境港からなぎ倒し、農薬漬けの輸入農水産物を、儲ければよいと売る企業に明け渡すのか。

初めて聞く話もあった。県にも伝えたい

黒見哲夫市長 地元から優先的に仕入れるよう、テナントも地元を優先的に配慮するよう申し入れたい。私が始めて聞くこともたくさんあったので、県との協議の場でもお伝えしたい。

再出発のときこそ、市民合意を大切に

定岡敏行市議 単独存続をきめた境港市の再出発のときだ。こういうときのト ップの役割は、新しい門出の方向を語る、これからの方向をしめすことで、それでこそ市民も職員も「よし、 がんばろう」と思える。ところが、単独ならもう、サービスカットだ、市民負担はもっと増やすよ、賃金カットだ、首切りだ、では、意気消沈するばかりではないか。市長は「(新しい境港建設計画を)今年前半には固 めて、あらためて住民説明会もやる」とされているが、順序が逆だ。いま、多くの市民は心配し言いたい意見をもっている。こういうときに、市民の意向を聞かず、行政が勝手に決めて、どうしてこの先、市民の協力をえることができるか。

住民参加の重要性は同感だ。早急に検討したい

黒見哲夫市長 今回の行革は、これまで行革大綱や住民説明会でも示してきたもので、単独存続を決めたいま、まい進するのが私の責務だ。住民参加の重要性は同感だ。どのようにすすめるかは議会とも相談し、早急に検討したい。