2003年12月議会

一般質問 ■ 乳がんの集団検診に、マンモグラフィ導入を
一般質問 ■ 国保医療費の一部負担金減免制度を
一般質問 ■ 暮らしまもる市政の努力も評価

乳がん健診へマンモグラフィの導入を

定岡市議「ガンが年々増えて、平成12年には死因の3割を占めた。 鳥取県の『平成12年保健統計年報』によれば、鳥取県は全国平均より高く、なかでも境港市は高い。

厚生労働省も推奨

厚生労働省の研究班が、胃がんや卵巣がん、肺がん、乳がんなど9種のガン検診について、実際 に死亡率軽減に結びついているかどうかを検証したが、乳がん検診で一般的におこなわれている 視触診は、『死亡率減少の根拠がない』とされ、一番効果的なのは、視触診とマンモグラフィと いうX線検査の併用で、50歳以上の女性を対象とすれば、評価A=『死亡率減少の効果がある という十分な根拠がある』とされた。境港市の集団検診はいま、一次検診が視触診だけで、精密検査で初めてマンモグラフィ検査となっている。

信頼できてこその検診です

マンモグラフィは大変高価で済生会病院にしかなく、検診体制のことなど医師会と協議し、クリアーしなければならない問題はあるが、一次検診から視触診とマンモグラフィを併用して、ほん とうに安心できる検診をというのは当然の願いだ。県や市町村が共同してマンモグラフィを積ん だ検診車を保有し、巡回検診をおこなっているところもある。実現を求めたい」

いましばらく見守りたい

黒見哲夫市長 「国も重視しており、国、県、医師会などの動向を見守り たい」
定岡市議 「いずれ全国的な措置がとられるだろうが、良いことは早くやるべきだ。発見が早ければ、切除しなくても治療できる。乳房を切り取る女性の、その後の人生の苦痛を思えば、一刻も早く実現すべきだ」
早川民生部長 「マンモグラフィの併用検診となれば相当なニー ズがあると思う。読影医の数、設備の問題などがあり、いましばらく動向を見守りたい」

国保医療費の一部負担金減免を

定岡市議 医療費も払えない世帯が増えている。ある業者の場合、昨年、火災にあい、2月に急性心膜炎で入院。38万円の入院費で払えたのは10万円だけで、国保の滞納があるため、高額医療費の委任払いもできずに、いまも28万円が払えずにいる。11月には奥さんも入院・・。他にも身につまされる話はいくらでもある。

国保法44条の規定をいかして実施を

この方は、『特別の理由がある被保険者で、一部負担金を支払うことが困難であると認められるものに対し、一部負担金の減額、支払免除、徴収猶予などの措置をとることができる』という国 民健康保険法第44条の定めに従って申請したら、『市には要綱がない』からと却下された。 たとえば、冷害等による農作物の不作、震災や火災に類する災害、事業の休廃止や失業等で、収入や資産が著しく減少したときなど、医療費の一部負担金の減免や支払猶予ができるように、要綱の制定を提案したい」

黒見哲夫市長  「受益者負担は公平性からみても重要。医療給付費は16%も伸びており、国保財政も大変で、い ま実施は困難だ」
定岡市議  「倒産やリストラ、失業で、国保加入者が増えている。安定した収入のあった勤労者が、職を失っ たまま、あるいはこれまでより不安定で、少ない収入に甘んじて働くしかない。一家の誰かが倒れれば奈落に落ちかねないような暮らしの危機が広がっている」
早川民生部長 「生活困難などは、生活保護の医療扶助で応えたい。相談をいただきたい」

県は実施を指導するといっている

定岡市議  「県の福祉保健部長が、民主商工会との交渉で、『市町村へ要綱をつくるよう指導する』と言って いる。県とも協議し、検討を求めたい」

顔の見える自治体だからできる

市民の願いに応えたくても、国の悪政のもとでできないことがたくさんある。そのなかでも市民に少しでも良くなるように努力している・・・境港市政の大切なひとつの姿です。
定岡敏行市議  は一般質問のなかで、「住民の顔の見える、ころあいの街=境港」の市政にふれて、次のような事実を紹介し、いっそうがんばっていこうとよびかけました。これを聞いたある市民は「やっぱり米子と合併しないで良かった」と語っています。

国保資格証の発行・・・米子市750件 境港市 18件
定岡敏行市議  「国民健康保険税の滞納が増えると厚生労働省は、「保険証をとりあげよ。資格証を発行せよ」という方針。資格証となれば、医者でいったん全額払わないとならない。「カネの切れ目がいのちの切れ目」の制度だが、米子市は国の方針どおり発行し、750件。境港市では格段に少ない18件。 『特別な事情の申し出書』や『弁明書』、そうしたしくみを駆使して、市民の事情を聞き機械的な発行をしないようにがんばっている。
医療費の還付状況・・・米子市 20% 境港市 73%
老人医療費のうち負担限度額を超えた医療費は、あとで還付される仕組みだが、3月末までの分が 、9月末現在、境港市では73%が還付ずみ。米子市は7,455件のうち、済んだのがわずか9 19件、20%ちょっと。6,500件余、約3,800万円のお金が、市役所の金庫に入ったま ま。米子市は請求があれば返すという態度だが、境港市は、返すべき市民に積極的に通知して、で きるだけ早く返す努力をしている。この違いです。
合併をめぐって私は「顔の見える自治体の良さ」として、こういう市の努力を語ってきましたが、 「やはり、ころあいの街はちがう。暮らすなら境港」といわれる街づくりへ、ステップアップをし ましょう。これが単独自立の境港が伸びてゆくひとつの鍵です。