2004年 6月議会

一般質問 ■ 地域のお店をつぶして、地域の活性化はない
一般質問 ■ 教育のあり方を問いかける佐世保の事件
一般質問 ■ 前回から5年たった子ども議会の開催を提案
一般質問 ■ 前立腺がんの検診実施を
一般質問 ■ 減量化につながらない・・ゴミの有料化に反対
委員会で ■ 踏切の遮断時間についてJRと検討・協議を
最終討論 ■ 広域管理組合の新大型焼却場建設計画に反対

地域のお店をつぶして活性化はない

竹内工業団地への大和工商リース出店問題で、定岡敏行市議は「この出店は、PLANTと一体となって、既存商業者への打撃や高齢者から身近な買い物施設を奪うことになる」と追及。これに助役は「地域経済活性化になる」との一点張りの答弁でしたが、「これだけの大規模な商業施設の出店を認めれば、黒見市長自身、”あそこをこのまま商業集積にして良いか検討が必要”というほどで、竹内工業団地を工業区域と して位置づけてきた市の総合計画の明らかな変更だ。総合計画は、市の将来方向をさだめたもので、市議会での議決事項。それがまったく議論もなく、なし崩し的に変更することが許されるか」という新たな視点で追及。「そうだ!」の声も飛びましたが、助役は「工業用地としての機能を失っていない」と繰り返すばかり。定岡敏行市議は、「あれほどの店舗が出店し、さらに広げるというのに詭弁だ。まったく納得でき ない」と批判、再検討を求めました。

教育のあり方を問いかける佐世保事件

定岡敏行市議 佐世保で小学校6年生が友達を殺傷するという痛ましい事件がおきた。文部科学省は「命を大切にする教育とインターネット使用のモラルを徹底する」と言うが、それですむ問題だろうか。こうした事件が多発する子ども達のかかえる問題を親の社会が見定めることが大切だ。

多くの親は、果たせなかった自分の夢を託して、良い高校、良い大学、良い企業へと子どもを駆り立て、 学校は子供たちを、点数で輪切りし選別し進路を定め、友達いっぱいできるかな・・・と入学した子ども 達は、過密な授業に、いったんつまずくとドロップアウト。地域社会は、どこの学校に通っている、どこ の大学にいったで子供たちをみる・・子ども達をめぐる状況を概括すれば、こんなことではないか。

教材研究さえまともに時間が取れない教師も大変だが、わからないままついていかなければならない授業時間ほど、つらいものはない。入った高校でどうがんばっても、高校名で評価されつづけ、親を見てい れば、くたびれ果てていて、どうがんばったって、自分の将来もあんなもんだと思えば、いまを楽しんでなにが悪い!となるか、荒れるは当たり前だ。その一方に、親や先生の言うことを良く聞く、いわゆる良い子がいる。ほんとうは「良い子」であろうと必死の子ども達。親や先生の期待に応えようと必死。でもほんとうの自分は、そんなじゃないから、いつか爆発・・これが、よく言われる「あの素直で良い子が、 どうして・・」といわれる最近の事件の背景で、現在っ子のすさまじいほどの悲しい姿だ。

過度な期待や激しい競争、選別のなかで、自己肯定感=親からも友達からも、自分が大切にされているという感情。だからありのままの自分をいとおしく思える感情を奪われている。自分を認められない子が、 他人を認めることなどできっこない。親を敬え他人を愛せよ、こうあるべきだと言ってみたって、ネット利用のモラルを説いたって、問題が解決するはずもない。

ここをどう取戻すかが一番大切な問題で、子ども達が自分の欲求を自由に安心して出せる人間関係、あ るがままの自分を、無理しなくていいんだよと、そのまま受けとめてくれる環境を、地域に学校に作りあ げることだ。教育現場のあり方の基本にかかわる問題として、教育長のご見解をお聞きしたい。

池淵教育長 子供たちのより良い成長に大事なことで、自尊感情の低い子へのかかわりかたを職員みんなで話し合ったり安心して過ごせる居場所づくり、子供たちの想いをしっかり受けとめられる教育相談など、さまざまにとりくんでいる。

前回から5年たった子ども議会

定岡敏行市議  平成11年11月、浜っ子議会の開催から5年たった。この間に、自分たちの街は自分たちでつくろう、こういう大きな出来事があった。この先の境港市を担うのは子どもたち、青年たちで、この子どもや青年たちが発言し、その言ったことが取り上げられた!できた!という体験をすることは、これからの協働のまちづくりのポイントだ。近い未来の市民をして、お客さんではなく、主体者、主人公になって市政に参画してもらう大きな役割を果たすのではないか。
できるだけ早く子ども議会=浜っ子議会の開催を提案したいが、いかがか。
竹本市長職務代理者  検討すべき時期であろうと思う。議会という形が良いか、もっと和やかに意見をいってもらえる形がよいか、いずれにしても検討したい。

前立腺がんの検診実施を

定岡敏行市議  いろいろある癌のなかでも、これまで日本では少なかった前立腺がんが、食生活の変化や高齢者人口の増加で急増し、私の知人にもこの癌で亡くなられた方や、発症していま闘病中の方がいる。今後も死亡率の急増が予想されている。
有効な検査方法は、血液を採って調べるだけのPSA(前立腺特異抗原)検査といい、簡便な方法で、 専門家は「55歳を過ぎたら、年に 1 回はPSA検査を受けてほしい。65歳以上なら、半年に 1 回は 必要」と言っている。日本では大企業での健診や人間ドックの一部で実施されているだけで、市町村の一 般健診での実施が望まれている。
竹本市長職務代理者 境港市ではいま、人間ドックで50歳以上について検査をしているが、国も見直しをしており、検診についてはいましばらく動向を見守りたい。

踏切遮断時間・JRと検討・協議を

山陰線の高速化がされてから「JR境線の踏切の遮断時間が長くなった」の苦情が増えています。定岡敏行市議が余子の踏切で測ったところ、3分半から4分でしたが、下りは高松駅ぐらいから遮断機が降 りる。「余子駅に止まるのだからもっと短くならないの」という気持ちは起きますし、下りの上道駅でも、電車が踏切を過ぎて、はるか向こうへいってからやっと遮断機が上がっています。
経済建設委員会で定岡敏行市議は、「なにより安全第一が当然だが、技術的に改良の余地がないのか、 JRと協議をすべきではないか.それでも、これしかないというなら、JRとして住民説明の機会を持つよう要望すべきだ」と提案。武良幹夫建設部長はJRとの協議を約束しました。

巨額のムダ使い。新焼却場の建設反対

この議案は、境港市も含む13市町村が平成23年供用開始の新たな大型焼却炉建設を準備するも のです。
建設費は約100億円とされ、境港市も27億円の負担を予定しているが、ダイオキシン対策と処理の効率化のため、国の補助基準である24時間連続運転、一日100トン以上処理可能な施設の建設が必要だという理由。しかし、日本共産党国会議員団の努力で、100トン以下であっても補助金をだすことに方針を転換した。しかも境港市は、平成14年に約19億円をかけて焼却場を大規模改修したばかりだ。ダイオキシン対策基準を充分に満たしており、全国には、適切な施設管理で、20年たってもちゃんと働く施設がある。なぜ8年で廃止して新焼却場建設に莫大な税金を投入しなければならないのか。
岸本近辺への建設となるだろうが、市内で済んでいた運搬が、米子を素通りして岸本まで30Km、 40Km、毎日数十トンのゴミを運ぶことになる。そこに使われるガソリン、吐き出される排気ガス と、環境に新たな負荷を強いる非効率な計画だ。

可燃ごみがこの先も増え続けるという将来予測にたって新焼却場建設計画をすすめているが、本気でごみ減量化にとりくむ気がないからだと言わざるをえない。ゴミの減量化が、簡単ではないことは百も承知だが、片方で建前としては「ごみ減量化」、「排出抑制を」といいながら結局は、減らせな いものとあきらめ、ことを進める、こんなことで前進できるはずがない。

人口217万人、88万世帯という大都市=名古屋市が、足掛け3年で、ゴミを23%も減らした ことをご承知でしょうか。98年に102万トンだったゴミを01年には79万トンまで減量化した。やればできる。市民と行政の血のにじむような努力があったのだろうが、大事なのはその官民あげての努力なのではないか。計画はごみ減量化に逆行する巨額のムダ使いで、可決に反対します。