道理のない公務員攻撃

公務員攻撃に道理はありません

定岡敏行市議が見解を発表

「国家公務員を五年間で5%以上純減」(政府・自民党)、「公務員給与の算定基準を引き下げよ」(民主党・前原代表)…‥…国でも地方でも、政府・与党、民主党の公務員攻撃がはげしくなっていますが、これに道理があるでしょうか。定岡敏行市議が語りました。

私たちも、高級官僚の天下りや大阪で問題となったあまりもの厚遇、また、国家公務員の4割を占める防衛庁関係、こういうところにはしっかりメスを入れるべきだと考えています。しかし、いまの公務員攻撃はまったく別もので、ごまかされてはいけないと思います。

住民サービスの切捨て、賃下げ競争の環境づくり、増税への地ならし

----三つの狙い

第一に、いま削られようとしているのは、住民サービスの分野、教育、福祉、安全などの分野の公務員で、住民サービスの切捨てを狙うものです。
第二に、公務員の給与を引き下げでさらなる民間労働者の給与引き下げに踏み込む‥・財界が喜ぶ官民賃下げ競争の環境づくり、これが狙いです。
三つめには、政府もこれだけ公務員を削って努力したんだから、今度は国民のみなさんに増税をという増税への地ならし。

ですからこれは、公務員だけの問題でない、国民みんなで跳ね返してゆくべき問題だと考えています。

財政難は口実

「財政難だ」といいますが、その原因はなんだったでしょうか。640兆円もの対米約束がはじまりの大型公共投資、大企業が払う法人税の大幅減税だったではありませんか。それなのに新年度予算案でも国は、関西国際空港二期工事のような巨大空港、スーパー中枢港湾といわれる大型港湾開発を推進、法人税減税は継続、こういう流れをまったく変えない。
財政を理由にいうならまず、これを変えることが先です。それは温存して国民サービスを切りちぢめ、増税地ならしの公務員攻撃に道理はありません。

「公」の役割を発揮し、市民とともに跳ね返しましょう

低劣な攻撃

国民のなかにはつのる暮らしの困難、閉塞感から公務員へのやっかみもあり、自民党や公明党、民主党の公務員攻撃は、こういう国民意識につけこんだ低劣な攻撃です。
こうした攻撃を許さぬために、関係者のみなさんといっしょに、次のようなことを考えてみたいと思っています。

公務員は市民共有の財産----そこに誇りを

私は議会へでてきて、たとえば市職員のみなさんの地域社会で果す役割の大きさを改めて知りました。子育て、教育、医療、福祉、文化・・専門性をいかしたさまざまな分野での日々の仕事のみならず、台風や高潮がくれば深夜でも駆けつけ、運動会やイベントではいつも裏を固める・・・。こういう姿をもっと市民に知って欲しくて、ホームページに紹介してきましたが、公務員は、地域の暮らしと安心、安全をささえる力、市民共有の財産です。
またたとえば、30人学級の実現はいま国民的要求ですが、教職員の増員なしにできますか。いま心配な子どもたちの安全にしても、いっぽうで広がる共働きや高齢化、身近なお店の減少などで低下する地域力のなか、ボランティア精神だけで守れますか?公務労働がますます重要な社会になっているのです。
公務労働の果たす役割に公務員自身がもっと誇りと自信をもって、市民のなかで語っていただきたいと思う、これが第一。

「公」の役割発揮を

第二に、言うだけじやだめで、そのことを市民が実感できるような市政になることです。保育所の民営化など、市自身が「公」の役割を否定するような動きがありますが、まさに民間万能論、官の役割否定にハナから敗北した考え方です。
たとえば保育ですが、「保育」はご承知のように決して「一時預かり所」ではありません。一生を左右する幼児期の大切な育ちの場です。一つひとつの「場」は民間でもできることですが、そういう「地域の保育力」を養い継承してゆくのは「公」の責任です。「公」が保育の現場から撤退して、それができるでしょうか。「公」の役割をしっかり果たす行政へ立ち戻ることが大切です。

住民理解を得て

三つ目は、その先頭に公務員の労働組合が立つ、ここで大きな変化を勝ちとることです。そのことなしに自分たちの身分擁護や権利だけ言っていては、国民・市民の理解は得られず攻撃を跳ね返すことはできないのではないでしょうか。

私も道理のない公務員攻撃に反対し、市民生活を守る市政、公務員労働者の権利擁護のためにがんばりたいと思います。