アメリカお気軽通信最終回

2007年5月からアメリカ留学していた娘が昨年暮れ帰国し、今年から大阪で仕事をはじめました。 その間、アメリカ社会で見聞したことなど、『アメリカお気軽通信』としてこのブログで紹介してきましたが、今日は東日本大震災の折の小さいけれど、確かな、心、確かな人々の動きを伝えてもらって、その最終回とします。

「アメリカお気軽通信最終回」続きを読む

投票日は禁酒令

4年のアメリカ生活もようやく終わり、帰国前にラテンアメリカを旅行しています。
グアテマラに着いた9月第1週は、ちょうど総選挙の直前。9月11日(日)に大統領、国会議員、市長などたくさんの選挙があり、街じゅうが選挙カーであふれていました。

「投票日は禁酒令」続きを読む

Pray for Japan

東北関東大震災で被災された方々に心からの哀悼と声援を送ります。
この数日というもの、アメリカのテレビや、インターネットで見られるようになったNHKニュースを見ては泣き、海外で節電の支援すらできないことにイライラしていました。長い週末が明けてアメリカ赤十字のオフィスに行ったところ、4月にジャパンタウンで開かれるサクラ祭に赤十字の名前で義援金募集のテントを出してもらえることになり、その準備で忙しくなり、少し気が晴れます。

「Pray for Japan」続きを読む

番外6--火山と温泉のこと

グアテマラ行きのチケットを買ってから知ったことなのだが、グアテマラには温泉がある。南西部には富士山級の高さの火山が並んでいるから、考えてみたら不思議ではない。この火山がまたグアテマラ人にとっては、日本人にとっての富士山、鳥取県西部の住民にとっての大山みたいなものらしく、晴れれば「今日は火山がキレイに見えるね!」と言い、曇れば「火山も見えやしない」と言う。なにはともあれ、温泉があるというのは日本人にはうれしい。とくにわたしはカリフォルニアの自宅にもシャワーしかないので、湯船につかれるなんて、飛び上がるほどうれしい。

「番外6--火山と温泉のこと」続きを読む

番外5—クリスマス、年末のこと

メキシコもそうだったけど、グアテマラにも敬虔なカソリック教徒が多い。Jesus(ヘススと発音します)のお生まれになった日、ということで、クリスマスは重要な日なのだそうです。教会や広場、お店などには、キリストが厩で生まれるシーンが箱庭風に再現され、メルカドにはクリスマスの飾りがあふれています。

「番外5—クリスマス、年末のこと」続きを読む

番外4-チキンバスのこと

地元の人はカミオネッタと呼び(カミオンとは基本的にトラックのこと)、旅行者がチキンバスと呼ぶ、グアテマラ市民の足。
もともとアメリカ合衆国から来た中古の黄色いスクールバスが、こんなことになってしまったらしい。内部もマリア様やキリストの像が飾られ、キンキラのリボンが張り巡らされ、まぁにぎやかなことこの上ない。おもに中・長距離を走る。市内の近距離は黄色いままのスクールバスやバンが走っている。大都市間は一等バスというもっと近代的なバスも運行しているが、エアコンの効きすぎにメキシコで懲りたし、グアテマラは国土が小さく長時間の移動にもならないので、別都市への移動もチキンバスを利用しようと思う。

「番外4-チキンバスのこと」続きを読む

番外3--先住民のこと(2)

実はキューバ革命に先立つ1940年代、グアテマラに民主政権が誕生している。先住民への土地返還に取り組んだアレバロ大統領と、それに引き続くアルベンス大統領。この時代に、若き日のゲバラも医療ボランティアとしてグアテマラに来ている。

「番外3--先住民のこと(2)」続きを読む

番外2--先住民のこと(1)

グアテマラはメキシコほど混血が進まなかったようで、先住民が人口の半分を占めている。メキシコ南東部とグアテマラはマヤ文明の栄えたエリア。先住民の村々では、いまもそれぞれの言語が使われていて(シエラ近郊ではキチェ語)、学校にきちんと行くとスペイン語とのバイリンガルになるらしいが、貧しい家では子供も働きに出ないといけないので、先住民の言葉しか話さない人も多い。サンフランシスコにもマヤの方言しか話せない労働者が多くいて、そういう移民を助ける組織があり、アステカ語を話せるメキシコ出身の友人が、アステカからスペイン語、英語への通訳として登録している。

「番外2--先住民のこと(1)」続きを読む

番外--グアテマラ都市部の生活

冬休みを利用して、いま、中米の北端、メキシコの南東に位置するグアテマラにきています。
最初に訪れたケツァルテナンゴ(通称シエラ)という町は、首都のグアテマラシティからバスで約4時間、標高2000m以上という高地にあるので、南の国といえど、長袖や夜にはジャケットが手放せない、ずいぶんと寒い。夏は夏で雨季になってしまって太陽が出ないので、冬は寒いといっても、シエラの人々にとっては、太陽を楽しめるシーズンなのだそうだ。
ところが到着後2日間はすごい大雨。しかもいつもにないほど寒くて、富士山ほどの高さのサンタマリア火山の頂上に雪が積もったと大ニュース。家の中でも皆、ジャケットを着て、毛糸の帽子をかぶって、防寒対策(エアコンはないらしい)。

「番外--グアテマラ都市部の生活」続きを読む

アメリカ社会と移民

どこから始めたらいいのか、しばし悩みますが、今日は移民労働者のことについて。
日本が「単一民族」などと言う気は毛頭ありませし、それでも、日本国籍の両親を持ち、日本で生まれて、日本でしか生活しない人が大多数の国に育った私にとって、日常生活で様々な人種と言語に囲まれ、移民労働者達がひどい格差と差別の中で汗を流しているのを目にすることは、頭では分かっていたはずなのに、衝撃的ですらありました。車で国境を越えてみたり、メキシコの最貧エリアを旅してみたりして、国際的な経済格差の片鱗を目にしたことも、思いを深くするきっかけになりました。

「アメリカ社会と移民」続きを読む

まだまだ不十分、在外投票

選挙が近づいてきました。日本国籍を持ち、20歳以上である限り、海外にいても国政選挙で投票ができるのです。今回から比例代表選挙だけでなく小選挙区でも投票できるようになりました。
選挙には参加をモットーとしている私は、在外選挙人に登録していて、初めての在外投票を楽しみに待っているところです。

「まだまだ不十分、在外投票」続きを読む

現金が底つく州政府

サンフランシスコは車がなくても自由に移動できる、アメリカでは数少ない町のひとつですが、車を持たない私は、バスがなくては何もできません。そのバスの運賃が7月1日から値上げになりました。1回の運賃は1.5ドルから2ドルに。月間パスは45ドルから55ドル。これが来年1月にはさらに値上げして60ドルになる予定です。なんと一気に3割増し。学校も近くなることだし、自転車を買おうかどうか、真剣に検討中です。

「現金が底つく州政府」続きを読む

Cherry Blossom Festival

「アメリカ通信」と銘打ってはいますが、よく言われるようにアメリカは移民の国。特にサンフランシスコではアメリカ=いわゆる白人のアメリカではないのです。ラテン文化やアジア文化が入り混じる中で、日本文化もしっかりと根をおろしているのです。昨日、映画『ミリキタニの猫』で、ある日系人の人生に触れたばかりですが、続いて今日は現在の日本町のご紹介です。
参照:http://www.sf-japan.or.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=26

「Cherry Blossom Festival」続きを読む

映画『ミリキタニの猫』

私が住むサンフランシスコは、シアトルと並ぶ日系移民史の中心です。この映画「ミリキタニの猫」を薦めてくれたのも、日系移民であるハワイ生まれの友人でした。という訳で今日はちょっと番外編で、映画紹介です。
物語は、NYの路上で猫背気味に絵を描いて暮らす、白髪混じりのホームレスのドキュメンタリーです。「あなたはアーティスト?」と声をかける老夫婦に、ジミー・ミリキタニ氏は「アーティストだよ。日本人だ」と答えます。「この絵にはストーリーがあるの?」と尋ねる老夫婦。「ああ。本当にあった話だよ」と答えるジミー。老夫婦が見ているその絵は、第二次大戦中に日系人を収容したキャンプの風景を描いたものでした。

「映画『ミリキタニの猫』」続きを読む

貧困と肥満と

車大国アメリカにあって珍しく、公共交通機関での生活が楽なサンフランシスコですが、やはり車を持たずバス利用というのは、留学生のような一時的滞在者は別として、裕福な層には属しません。
我が家からダウンタウンに向かうバスは『セクター』と呼ばれる低所得者向け住宅地域を通り抜けるルートを通り、その辺りでは黒人が続々とバスに乗ってくるのですが・・・・・・・

「貧困と肥満と」続きを読む

オバマが勝った日

さて、懸念されたブラッドリー効果もなんのその、圧勝で黒人大統領が誕生しました。まずは人種の壁を乗りこえたことを祝いましょう。
今日は朝から選挙一色。道にはオバマのプラカードを掲げた人が並び、歩いていると「もう投票は済ませましたか?」と聞かれ、

「オバマが勝った日」続きを読む

国境でわたしも考えた

ごぶさたしました。
sf6-1.JPGこの前の週末を使って、メキシコとの国境にあるサンディエゴに行ったときのこと。ヒマができたので、10マイルほど南にある、メキシコとの国境を見に行ってみようかと思いついた。


ハイウェイに出てきた「もうすぐ国境」の標識。島国人間には不思議な光景です。
どうもハイウェイでそのままメキシコに入ってしまうらしい、 どうしよう・・・。
見るだけのつもりだったけど・・・。パスポートとか全部そろってるし・・・、ええい、国境越えちゃえ!!!

「国境でわたしも考えた」続きを読む

オモシロディスプレイ

サンフランシスコにいる娘から、街でみかけたというディスプレイの写真が送られてきた。写っているのはブッシュとマッケインとペイリン。周りにお金をちりばめて・・・。

「オモシロディスプレイ」続きを読む

人生を楽しむ天才たちの国

アメリカの夏休みは長い。労働ビザもない。ということで今回は、“ユカタン半島を3週間ほどうろうろ一人旅して感じてきたこと”という番外編。
              ・・・・・・・・・・(サンフランシスコ在住・定岡由紀子)

(1) コスメル島:7月16日~19日
カリブ海に浮かぶコスメル島でダイビング。日本ではカンクンというリゾートが有名ですが、コスメルはそこからバスで1時間、フェリーで1時間離れた島。有名ホテルが並ぶアメリカ人だらけのカンクンに比べ、ヨーロッパの貧乏旅行者も多い、こじんまりしたリゾートです。

「人生を楽しむ天才たちの国」続きを読む

ゲイの権利、人間の平等

このコラムは基本的に、日々の生活のことを書く予定なんですが、ちょっと興味深いニュースがあったので、ひとつご紹介を。
サンフランシスコ市の現ニューソム市長が就任した直後から、ずっと大騒ぎのトピックがありました。それは同性同士の婚姻を認めるかどうか、ということ。カリフォルニア州の法律では現在禁止なのですが、5月15日、カリフォルニア最高裁が「同性結婚禁止規定は違憲」という判決を出しました。全米、いやおそらく世界のゲイカルチャーの中心地であるサンフランシスコはお祝いで大騒ぎでした。

「ゲイの権利、人間の平等」続きを読む

聖火の話題で持ちきり

今日の1時からリレーが始まったのだけど、午後授業があったので、見にはいけなかった。どっちみち新聞には「セキュリティの厚い壁があって、群集はあまり近づけないだろう」などと書いてあったので、ニュースで見ればいいや、と思ってはいたけど。
学校は聖火の話題で持ちきりだった。

「聖火の話題で持ちきり」続きを読む

『善意』も『敵意』も激しいのだ

アメリカ人はやたらめったら愛想がいい。道ですれ違うとき、バス停で出会ったとき、レジに並んでいる隣の人とちょっと目が合ったとき、見ず知らずの人が「Hi」と笑顔で挨拶をしてくれる。レジ担当者と買い物客は、まるで友人かのように世間話をする。西へ西へと開拓を進めていって、いつも町に新しい住人が出たり入ったりしていた環境のなかで、行きかう人に笑顔を見せるということは、知らない人だらけの世界で「私はあなたの敵じゃないよ」と知らせて、安全に生活するための、アメリカ人の知恵というか本能のようなものなのじゃないか、と推理した友人がいたけれど、とにかくアメリカ人の笑顔は、私のなかで三大好印象のひとつだ。

「『善意』も『敵意』も激しいのだ」続きを読む

貧困の構造は世界共通か

サンフランシスコにミッションという地区があります。メキシコがアメリカとの戦争に負けてその領土のほぼ半分を割譲する以前、まだカリフォルニアがメキシコ領だった時代、さらに言えばそれ以前、スペイン植民地だった時代の、カリフォルニアの中心地です。
今もなおヒスパニック系の住民が多く、ここの公用語はスペイン語か!?といった状態ですが、スペイン時代の栄光とはうって変わり、「Pay day loan」という、サラ金のような業者が軒を連ねる、低所得者層居住区となっています。とはいえ、あまり天気がいいとは言えないサンフランシスコにおいて、いつも太陽が輝き、どこでも陽気な音楽が鳴り響き、中南米料理が美味しく安く食べられる、魅力的な街でもあります。

「貧困の構造は世界共通か」続きを読む

能あるタカも、ないタカも

あけましておめでとうございます。
昨年春に渡米し、馴れない地であたふたしているうちに、あっという間に新年がやってきました。アメリカの情報は日本にもイヤと言うほどあふれていますが、住むようになって初めて感じたことも多々ありました。
好き放題させてもらっている身で、こちらで感じたことを独り占めというのもナンだなー、ということで、時々このような独り言を掲載させてもらうこととなりましたので、ヒマのあるときにでも笑いながら読んでやってください。(定岡由紀子)

「能あるタカも、ないタカも」続きを読む

新企画--アメリカお気軽通信

弁護士稼業をしている娘、定岡由紀子が、昨年5月から3年間の予定でサンフランシスコに滞在している。同年代のアメリカ人2人とルームシェアし、休みのダイビングを楽しみにしながら大学に通っている。向こうでのちょっとした発見や日常をメールしてくるのだが・・・・・

「新企画--アメリカお気軽通信」続きを読む

 

- サイト内検索


- 月刊アーカイブ

Syndicate XML.