議会が終わるたびに電話でご意見をお寄せくださる匿名のご婦人から、「定岡さんなら読みこなしていただけると思う」と、『日暮硯(ひぐらしすずり)』という本が贈られてきた。古語でなかなかすっとは頭に入らない。何度か読み返し読み返し、やっと、恩田杢(=ここで描かれている第六代真田藩城主、真田幸弘の家臣で、急迫した藩財政の建て直しに功を奏した人物)の思想が見えてきた。中身はまた書きたいが、まさに、いまをときめく「行財政改革」とはなにか、根本思想とその手法において、かくありたいものと思う書だった。
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福島県曾原湖/99年7月3日
福島県曾原湖/99年7月3日
小泉内閣は7日、この先10年かけた社会保障徹底削減の「骨太方針2006」を決定した。2011年、国と地方を合わせた基礎的財政収支の黒字化めざし、社会保障関係費の削減など最大14兆3千億円の削減の方針だ。
この裏には、小泉総理のこの発言がある。「歳出削減をどんどん切り詰めていけば、やめて欲しいという声がでてくる。増税をしてもよいから必要な施策はやってくれと。そこまでやらないといけない」(6月22日。経済財政諮問会議で)
民衆にもたらすその結果において、すり替え、ごまかし、強権・・その手法において、なんという劣悪にして非情な思想か。これを「改革」だなどと言わして良いか。
財政再建の途上、「行革まっただなか」の境港市民としても、『日暮硯』を読んで深く考えあいたいものだ。岩波文庫・560円。
匿名氏さん。ありがとうございました。







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