境港市が国民保護計画案策定と聞いて・・・
『戦争のつくりかた』という子ども向けの本がある。これを思い出したのは、「国民保護法にもとづく市の保護計画案ができた」と、今日、聞いたからだ。「あり得ない話とは思うが、テロやオームの事もある。備えが必要」と市は言うが、「こうやって戦争への備えが当たり前という気分、戦時への心構えが醸成されてゆく。そこが怖い」と私は言った。

戦争のつくりかた
りぼん・ぷろじぇくと著
マガジンハウス/600円
電子版でも公開されており、ここでは書かない。あとがきにも書いてあるが、戦争は戦争の顔をしてはやってこないのだ。第2次世界大戦へ突っ走っていった日本の歴史を二度と繰り返さないために、日本国民はいま、気がつかなければならない。
君が代、日の丸が強制されはじめ、「愛国心」が語られ、街の隅々に監視カメラが居座るようになり、警察の盗聴も許される。自衛隊が戦場に出始め、急を告げる九条改正の動き、小泉は靖国にこだわり、麻生が突出発言を繰り返す。そして有事が強調され、隣組が造られる・・・。
一つ一つはバラバラにして、なぜいま次々ことが動くのか? 全体像を把握する力、想像力を発揮して気づかなければならない。
気がついたときには遅かったでは、私たちは何のために歴史を勉強したのだということになる。わけても公務員や教育者の責任は大きい。「公務員の政治的中立」がいわれるが、それは戦争や民主主義に対して無定見、無批判であれということではない。
やっぱり松本清張の『鬼畜』を思い出す。それでも粛々と、戦争をつくってゆくのが公務員だろうか。







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