あとは野となれ山となれ

小泉首相が終戦記念日の今朝、靖国参拝をおこなった。終わっての記者会見を見たが、実に挑戦的。そして論点のすり替えは見事なものだ。
「戦争でなくなられた先人への哀悼、二度と戦争をしてはならない決意のためだ。それをA級戦犯のことで行くなというのは納得できない」。「心の問題だ、他人にとやかくいわれることではない」

-----靖国問題の焦点は、アジアを侵略し、2000万余の民衆を殺戮した第2次世界大戦を、「自存自衛の戦争」「アジア解放の戦争」と描きだし、戦後の出発点となった東京裁判まで否定しさろうとする「靖国史観」の拠点=靖国神社を、その侵略をおこなった国の総理が公然と参拝することの是非だ。
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お花畑
8月3日/大山ユートピア

中韓の批判に対し「靖国は外交課題のひとつ。それで首脳会談をしないという態度は理解できない」ともいう-----これほどアジア諸国に不遜な態度があるだろうか。身内を殺戮されたアジアの民衆にとってその痛みがどのようなものかは、想像に難くない。私は中国や韓国はよくぞ、その痛みを抑えて付き合ってくれているものだと思う。「せめて歴史をひっくり返すようなことはやめて欲しい」というのは、最低限の願いだろう。それをかって侵略した側が、「たいした問題じゃない!」とは!
靖国は、アジアと日本の基本に座る外交課題であって、決して「一つの問題」ではない。
「なぜ?今日」という質問に、「いつ行っても批判されるなら、同じこと」と答えた。現職首相の「8・15参拝」は中曽根康弘首相以来の21年ぶり。歴代の総理がこの日に行きたくとも、そうはできなかった。そうならざるをえなかったアジアの現実、その外交的配慮など、この人の眼中にはない。
もう自分の任期は終わるのだ、あとは野となれ山となれ! 自分は公約を守った。

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