「マッチポンプ」をかくつもりでいたが、今朝の地元紙「日本海新聞」と「しんぶん赤旗」を読んで、ちょっと変更。
日本海新聞は、鳥取県警が1月~7月に摘発した万引事件のうち、高齢者が3割にもなっているという記事を書いている。米子警察署生活安全課長は「惣菜などわずか数百円の食料品を盗むのが半数以上」なのだと言い、大型店の店長は「ここ2,3年、増えている」のだという。しんぶん赤旗は「1合の飯を4回に分けて」生きているお年寄り、包むお金がなくて兄の葬式にでられない切ない暮らしの現実を伝えている。
日本海新聞は高齢者の万引きを「モラルの低下」と書くが、「人」をしてそこまで貶めるものはなにか。「貧困」ではないか、「暮らしの不安」ではないのか。兄の葬式を、「晴れ姿、見に来てけれ」と言われたメイの結婚式を、「体のあんばいさ悪くて」とつかねばならないウソ。これほど「人」としての尊厳、誇りを傷つけるものがあるだろうかと、思う。

日本共産党の衆議院選挙候補者
中林よしこさん
中林よしこさん
昨日のブログを読んだという市民から寄せられたメールには、「一度つまずいたら二度とはいあがれない現実を、身をもって実感しています。就労活動を続けていますが、非常に厳しいです。手取りで10万にならない仕事でも求職者が殺到しています」とあった。
昨日、「人間としての誇りをもてる生活保護への転換」を訴えている女性教授を紹介したが、「赤旗」は今日、ノーベル賞を受賞したインドの経済学者アマルティア・セン氏の『人間らしい生活を営むための指標』を紹介している。
①十分に栄養をとる ②衣料や住居が満たされている ③予防可能な病気にかからない ④読み書きができる ⑤移動することができる ⑥ コミュニティーの一員として社会生活に参加することができる ⑦恥をかくことなく人前にでることができる。
なるほど思う。簡単に読んでしまえる平易な文章だが、じつに深い。
この指標を一つ一つ満たしてゆく、充足してゆくのが政治だろう。そして日本国憲法25条は、国民にそれ=健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障し、国家に対しその実現を命じた。ところがどうか。充足どころか、一つひとつ“ぶっこわし”続けているのが、小泉が”ぶっ壊す”といった自民党の政治だ。
そこで、次回は「マッチポンプ」。







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