元山市との友好協定凍結

今日の午後、境港市議会は、北朝鮮政府に対し、核実験への厳しい抗議の表明と北朝鮮の元山市と締結してきた友好交流協定の「凍結」を決定した。北朝鮮の核実験への対応の一つだが、その結果をもって夕刻に、中村勝治市長と渡辺明彦議長の合同記者会見がおこなわれた。マスコミは殺到した。全国注視の議会となった。

境港市は全国でも唯一つ、北朝鮮の都市との友好関係を築いてきた。あの金正日を指導者としてあおぐ複雑、多難な環境のなかだったが、だからこそ民衆レベルの相互理解の場として大切な役割を果たしてきた。だが、国際公約を踏みにじるこの核実験。国際世論への挑発、瀬戸際政策。見過ごすことはできない。拉致問題以降、交流事業は事実上の中断状態にあったが、「凍結」に踏み切ったものだ。
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取材に来たマスコミの一部

北朝鮮との関係では境港市はずっと泣かされてきた。こんども“まだ交流だ、友好だと言っているのか”と叩かれかねないし、“境港の魚は買うな“・・・こんなことも心配になる。実際的な心配だ。市長は「協定破棄」という考えをにじませていたが、わからないではない。
議会には協定継続をいう声もあったが、私は北朝鮮という国家への厳しい抗議と元山市との協定の「凍結」を主張した。
核実験を強行した国家や指導者への態度と、住民に一番身近にある自治体レベルでの対応とは区別されてよい。いやむしろ、国家間の関係が難しくなるだけに、せっかく築かれている交流のパイプを生かす知恵が大切になる。
マスコミはゼロかイチか、イエスかノーかが好きで、「破棄」という答えが欲しかっただろうが、「こんな状況では、これまでとおり友好、交流の継続はできませんよ。国際社会に復帰できるよう、あなたたちもがんばって欲しい」という友好都市だからできる厳しいメッセージになるし、同時に「私たちは問題が解決し再開できる日のくることを待っていますよ」という住民への激励のメッセージにもなる。「凍結」・・市議会の結論の方がより強い問題解決の力になる。

Comments.

凍結の結論はほんとよかったです。
議会での対応に苦心のあとがうかがえます。

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