銀行で良い勉強をした

先日の経済厚生委員会視察で、山陰のリーディングバンクである山陰合同銀行の、山陽筋を統括する営業本部におじゃました。
委員会視察といえば大概、行き先は行政機関だが、銀行を選んだのは、疲弊する地域経済の活性化へ企業進出のきっかけを少しでもつかみたいという委員会の想いからだったが・・・・。

統括本部長の説明は具体的な事例に満ちて大変わかりやすいものだった。だが答えは、「若い労働力確保の見通しもなく、工場も分散から集積が流れ。誘致企業に期待するという時代ではない。地域の特性を生かした発展方向を考える時代です」ときっぱりしたものだった。
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記事とは関係ありませんが
宇野港でみかけた風速計(?)

そして「食の安全、安心志向が強まるいま、山陽や京阪神からみれば“境港”は立派なブランド。しかしそのニーズに応える企画力やファンド(=協業のしくみとでも言えばよいか)が乏しく、そこが課題だ」との率直な指摘があった。わかっていてもそこができない。“身も心もやせ細るばかりの”と言ったらオーバーか、いや、そうでもあるまい地元資本にとって、困難ではあっても、やはりそこが、はずしてはならない大事な視点、粘り強い行政努力のポイントだと聴いた。
統括本部長はもう一つ、「世界的な海運需要、船舶の大型化のなか、中国やロシアに一番近いところに位置する外港=境港の可能性は大きい」とし、「アクセスの改善などインフラ整備が課題だ」と指摘された。中長期的にみて分からない話ではない。しかしこれまで、こういう論調で3万トン岸壁だ、こんどは5万トン岸壁だと、どんなに巨額の税金を投入されたことか。そしていま、あるところは大企業の専用岸壁となり、あるところは「釣堀」と化してきた。“これまでの正しい総括とこれからの緻密な検討”なしに進められる話ではないだろう。だが、境港の置かれている位置を知るに、たいへん良い機会だった。

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