調べるほどに原発は

私の家から約18kmのところに中国電力島根原子力発電所がある。中越沖地震(07年7月16日発生・M6.8)での柏崎刈羽原発の信じがたい事故以来、調べてきたが、調べるほどに日本の原子力行政の、安全軽視の企業寄りには驚く。

私は「反原発」論者ではない。核エネルギーの平和的利用は人類に多大な幸せをもたらす可能性をもつ。しかし同時に、それは人類を滅亡に追いやりかねない危険も併せ持つし、平和的利用にはまだ、解決すべき課題が山積する未完の技術だ。
ところがあいつぐ原発事故、データ改ざんや隠蔽まで横行する電力会社。それを正し得ないどころか、なにが起きても、まずは擁護から始まる国の原子力行政だ。そこが、柏崎刈羽原発後も変わらない!のだ。
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柏崎刈羽は国の耐震基準がいかにいい加減なものかを白日のもとに晒した。なんせ、原子炉建屋で、設計基準の最大3.6倍もの揺れを観測し、大気中と海水中へ放射性物質が放出されたのだった。さすがに運転中止となったが、国の同じ耐震基準で建てられた島根原発は、どうなのだ?
すでに1,2号機を稼動させ、3号機建設中の中国電力は、この事態を受けて耐震安全性評価実施計画の見直しをおこなうとしているが、現に不十分だったことが明らかな原発が稼動し続けている。
昨年5月、広島工大の中田教授が指摘した、つまり建設時に考慮されていない活断層をかかえたまま、今日も原発の運転が続く。こんなのってあり?
機内で不発弾が発見されたとき、ジャンボジェット機は乗客を乗せたまま飛び続けるだろうか?
地震はいつくるかわからない。30年後かもしれないし、明日かもしれない。
企業の利潤追求優先のために、安全性を軽視した一方的な推進は絶対にあってはならない。

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