22日、日本共産党がおこなった広域行政管理組合への申し入れ項目のうちいくつかは、すでに正副管理者会議でも検討されていることですが、「不正の土壌を見逃してきた管理者の責任を、背景もふくめて明らかにせよ」との指摘は、これまでにない論点で、重要です。
このことについてすこし補足。
事件の中心的人物は「天皇と言われてきた」という私の記事に対して、「誤解を招く記事だ。天皇と呼ばれている事実はない」という反論の匿名メールが来ました。しかし、灰溶融炉建設計画などで広域問題にかかわるようになった私自身、関係者から聞かされてきたことであり、事件後の報道にもみるように、彼が「広域の殿様」と言われ、「市町村担当者の意見をきかないワンマン」と言われ続けていたことは否定できない事実です。
しかし組合管理者は、そういう人物を「やり手、積極的に仕事する人物」(野坂康夫管理者・日本海新聞記事)と評価してきたのです。

■リサイクルプラザ■西部広域全体の不燃物や粗大ごみ、資源ごみ、ペットボトルなどの処理施設として約40億円かけ旧岸本町に建設、平成9年から運用されています。(写真は西部広域のパンフレットより)
確かに難しい問題ですが、多くの場合、「天皇」「殿様だ」などと揶揄されたりするワンマンは、一面、仕事ができるようでも、その片方で周りの職員の自発性や積極性を殺ぎ、組織の集団的機能=みんなで協力し合うという、いちばん大事な組織の土台をしだいに蝕んでいくものです。組織の風通し、透明性は悪くなり、それが不正・腐敗の温床ともなっていくのです。
それを地でいったような今回の事件ですが、私たちが組合管理者の責任を問うのは、なにも糾弾とかいうことではなく、どんな制度改革をしたとしても最後は人、人材です。野坂管理者ならずとも全体としてそこを見逃してきた、見誤ってきた、それはなぜだったのか・・人事管理の要の問題として振り返っておくことが重要だからです。
ついでに言えば、こうしたことは広域だけの問題ではなく、自治体職場も含めた多くの組織でありうることです。私たちのところはどうか、この機会に振り返っておくことは、それぞれの組織の今後にとって大事な財産となるのではないでしょうか。
そういえば、いま疑惑で渦中の防衛省前事務次官も「天皇」と呼ばれていたんじゃなかったっけ。







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