中期財政計画(原案)説明会

境港市はこのたび『中期財政計画(原案)』をとりまとめ、中村市長は今日の定例記者会見でその骨子を発表しました。先立って市議会への説明もおこなわれました。
境港市はこれまで『中期財政見通し』を発表してきましたが、これはどこまでも「現状で推移すれば今後の見通しは・・・」という単純な推計値でしたが、こんどはいよいよ『計画』にするもの、その原案です。計画期間は平成20年度から24年度までの5年間。『計画原案』は19ページに及ぶもので、詳細は近く公表される市のHPなどに譲りますが、大要はつぎのとおりです。

(1)
原案は、歳入は現状維持、超高齢社会で歳出増が避けられないなか、住民への適切なサービスの提供や更新時期を迎えた学校の建設需要などにこたえるには長期的視点にたった財政運営が必要だとし、改めて市財政の現状を分析して、つぎの二つを基本課題だとしています。
① 歳入歳出のアンバランス=歳出超過の是正。
② 夕日ケ丘などの土地売却の長期化に備える基金増対策。
071030.jpg

議会への説明会

(2)
そのために数値目標をたてて達成するとしています。
① 平成24年度決算で経常収支比率を90%未満、実質公債費比率を20%未満とする。
② 現状を維持し、平成24年度末の基金積立総額を35億円とする。
(3)
主な具体策として、つぎの6つをあげています。
① 市税収納率の改善と繰越滞納額の削減。
② 公債費の削減を第一として歳入規模に見合った歳出の圧縮に取り組む。
③ 公債費の削減については、一般会計の将来公債費の適正額を12億円と定め、それに見合った借入額に抑制していく。
④ 当面5年間は抑制基調でも、10年間単位の管理、総額厳守を条件に、たとえば第二中学校の改築など急がれる投資事業にも対応する。
⑤ 借入金を5.6億円以下に抑え、下水道特別会計への繰出金を抑制する。
⑥ 土地開発公社の51億円なども含めた債務総額に見合う基金総額の保有をめざす。

みんなで検討・議論を

国によって振り回された大型投資、借金漬け財政への反省のうえにたって、身の丈にあった財政運営にとシフト、「少し光明が見えてきた」(昨年の中期見通し説明会での市長発言)という自信が、『計画』化への土台となったのでしょう。
「長期的、計画的な財政運営」への決意は喜ぶべきことです。しかしその具体的対策は、日々の住民福祉の向上や先々の地域経済に希望がみえ、大方の住民が合意できるものでなければなりません。子細な検討は私もこれからですが、原案は市民へのパブリックコメントに供され、その意見を踏まえて12月市議会に諮られます。決定となれば、その後の市政運営を大元で方向づける重要な計画です。みんなで検討・議論したいものですね。

Comments.

Post Comment.

(公序良俗に反するもの、悪意ある投書を防ぐため、管理者承認ののち表示させていただきますので、ご了解ください。)

名前:

メールアドレス:

URL:

この情報を登録しますか?

コメント: (スタイル用のHTMLタグが使えます)

Trackbacks.

このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.sadaoka.net/mt/mt-tb.cgi/485