初孫の顔を見に

名古屋にいってきました。そっと抱いてしっかり『爺べえ』ぶりを発揮してきました。この寝顔をみてこの子たちの平安を願わずにはいられませんでした。合間を見つけて骨董街めぐりをしたのですが・・・・

古色蒼然とした雑誌「アサヒカメラ」を見つけました。なんと昭和15年秋の特別号となっています。「おっつあん、これ幾ら?」。主が「3,000円かな~」。気持ちのなかじゃ「お、いいかも」とは思ったもののページをめくりながらあったところに戻す。そしたら主いわく「2,000円でどう?」。決まりです。
私が生まれる少し前のカメラ雑誌です。いまのニコンの前進、日本光学の宣伝や「秋の上高地」、「10月の鹿島槍」といった撮影旅行記など当時の風物をよく伝えていて面白いのですが、紙面全体を通して伝わってくるのは戦時下の暮らし。

雑誌より

日常を写した写真の講評にも、女二人の農作業を撮らえた写真には「銃後は二人の手でという力強い信念が伝わる」とか、「安いカメラも使いこなしだ」というコメントの数々。どうも『7・7禁止令』というのがだされた直後のようで、500円以上のカメラは販売禁止になったようです。「ゼイタクハテキダ」ったのです。
また特集の一つが「写真とスパイ」。「スパイはいかに写真を利用したか」という記事や工場施設などは当然、日常風景にいたるまで気をつけて撮ることなど注意満載。そして「写真と防諜の標語募集」です。
戦争に向かう時代を描いた、観たばかりの映画『母べえ』を想いだし、なんだか、『国民保護』の名の下、すすむ有事体制づくりを思い出してしまいました。
やはり、世の中、平和でなくっちゃ。

Comments.

「写真と防諜の標語募集」―なんて、二度とそんな時代を招いてはなりません。その決意がかわいい“孫”たちへの一番のプレゼント、なんでしょうね。

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