今日の1時からリレーが始まったのだけど、午後授業があったので、見にはいけなかった。どっちみち新聞には「セキュリティの厚い壁があって、群集はあまり近づけないだろう」などと書いてあったので、ニュースで見ればいいや、と思ってはいたけど。
学校は聖火の話題で持ちきりだった。
中国人の友達から聞いた話では、中国人学生の間で聖火を守る組織というのが組織されたらしく(北京から送り込まれたという、あの青い服の人たちと関係があるのかは不明)。朝7時から大勢で1台のバスを借りて出かけていったようです。
韓国人の女の子が「そもそも中国がチベットを独立させない理由ってナンだろう?」と言い出し、そういえば別に石油などの資源が豊富なわけでもなし、どんなメリットがあるんだろうね?などと話し合っていたら、中国人の女の子がぼそっと、「分からないけど、チベットが独立したら、モンゴルも台湾も独立しちゃうよ」とつぶやいた。 (ちなみに、モンゴル国のほかに、中国内にモンゴル人居住地域があるようです)
「そうだ、そうだ」と賛同する中国人の男の子。
驚く韓国人。「えっ、台湾は独立国でしょ」
...ああ、言っちゃった。
ムキになる中国人。「ちがうよ、中国の一部だよ!」
ここはひとつ、大人の私が説明を加えなくては。
「(韓国人に)あのね、中国では、台湾は中国の一部だと教えられているんだよ。 (中国人に)ちなみに台湾ではどう考えられてるか知ってる?」
中国人「知ってるよ。彼らは独立したがってる」
さだ先生「ちがうよ。彼らは『すでに独立した』と考えてるんだよ」
「ちなみに日本でも、たぶん世界の大半でも、そう考えられてると思うよ」
ブツブツ文句を言う男の子と、なにやら考え込んでしまった女の子。
------ランチタイム--------
さきの中国人の女の子がボソッと口を開く。「ほんと言うとね、チベットの問題とか、よく知らなかったの。チベットは中国の一部だ、台湾は中国の一部だと教えられてきたから、そう思ってただけで、さっきはどうリアクションしていいか分からなかった。チベットのことも、最近初めて知ったから...」
断っときますが、以下は単なる私の印象です。
たぶん、中国では与えられる情報が偏っている。少なくとも教育は偏っている。
でもネット社会+世界中に中国人があふれてる現在、どれほどそれが可能か?
ひょっとしたら、この子はまだ18歳なので社会を知らないだけで、中国の問題ではないのかもしれないけど。
とにかく彼女は、アメリカに住んで、中国にいたときには知らなかったことを、いま学びつつあります。
「知る」ということと、教育の大切さを感じました。







貴重なアメリカからの通信を読みました。
娘さんですよね。
こういう話は大変参考になります。
これからも楽しみにさせていただきます。
Posted: 岩永尚之 | 2008年04月11日 07:44