明日は晴れそう

「航空自衛隊がおこなっているイラクでの活動は、憲法9条1項に違反する」と昨日、名古屋高裁が断じた。すごい。
しかも面白いのは、原告が求めた「差し止め請求」は棄却したので、形式的には「原告敗訴」、「国が勝った」形となるため国は控訴できないというのだ。

判決は現在のイラクについて、「多国籍軍対武装勢力の国際的な戦闘」状況と指摘し、バクダットは、その「武力紛争の一環として、人を殺傷し物を破壊する行為が現に行われている地域=戦闘地域」と断定した。そして、現代の戦争では「輸送等の補給活動も戦闘行為の重要な要素」であって、「武装兵員を戦闘区域にあるバクダットに空輸するものは、武力の行使と評価受けざるを得ない」と判断。「武力の行使を禁じた」イラク特措法に違反し、(武力の行使を放棄した)「憲法9条に違反する活動」とした。
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イラクに平和の花を
キバナカタクリ

イラク特措法で自衛隊の活動区域を「非戦闘区域に限る」とし、「少なくとも自衛隊が活動しているバクダット空港は戦闘地域ではない」(久間防衛相)といってきた政府の詭弁を明確に否定した。
新聞、TVには「画期的判決」、「首都は戦闘区域、違憲」などの文字が躍る。原告団は「実質的勝利」だとして控訴しない。「イラクでの空自活動は憲法に違反する」・・・この歴史的判決は確定する。福田内閣は「判決は国が勝った」と、今後の空自活動を継続する考えだが、海外派兵へ「恒久法」制定に新たな障壁となるだろう。
そのイラク戦争の生々しい現実を、高遠菜穂子講演会で聞いて欲しい。
昨日、中学生から、私あてに次のようなメールが届いた。

4月19日の境港九条の会に、父と参加させていただきます。
私は、この講演会の案内をいただくまで、高遠菜穂子さんを知りませんでした。パソコンで検索し、4年前にイラクで人質になったと知り、驚いています。路上で暮らす子どもたちに物質支援の帰りだったそうです。
もう少し高遠さんの事を、勉強して参加したいと考えています。悲惨な現実は、目をそむけたくもなるかもしれませんが、しっかりと心で高遠菜穂子さんの講演を聞こうと思います。

いよいよ明日、午後2時、境港市文化ホールです。
この判決とこのメールで、日本の明日も境港の明日も、晴れそうだ。

Comments.

へー。そんな判決が出たんですねぇ。
国の控訴を封じるという目的があるわけではないでしょうが、大阪靖国違憲判決でも、「違憲」だが精神的損害が発生してないから「損害賠償は棄却」として国の勝訴となったので、国は上訴できないというケースがありました。
高遠さんの講演は大阪弁護士会9条の会で聞いたことがありますが、本当に迫力があります。中国の情報の偏りについて先日書きましたが、イラク関係については、日本でもまだまだ知らされていない情報があります。逆にアメリカ的にバイアスされてるんでしょう。
高遠さんが「善悪を訴えて全国を回っているわけではない。とにかく事実を知ってください」とおっしゃっていましたが、本当に基本的で、本当に大切なことだと、改めて思います。
レポート楽しみにしてます。

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