触発されて過去ログ紹介

「ブログ界の良心」と思いたびたび紹介もしてきた『村野瀬玲奈の秘書課広報室』が、この連休中2回、わたしのエントリーを紹介してくださっていた。地方の小都市で、時には「どれだけの市民が眼にしてくれることやら・・・」と思いながらシコシコ書いている者としてはうれしい限りです。
その玲奈さんの記事のひとつは5月2日の『良心を捨てて間違った指示に従う人と国の行く末を憂う』
もうひとつは5月5日の『全員参加の学力テストの悪影響を心配し続けます』

最初の記事は、玲奈さんが「日本生産性本部がおこなった新入社員意識調査で、“良心に反することであっても、会社の指示ならそれに従う”という人が4割で過去最高となった」という報に接して書かれたものですが、カルデロンさん一家の国外退去問題や日の丸・君が代強制問題にもふれながら次のように書いていらっしゃいます。


これからまさに社会に出ようとしている年齢層の人たちが、不法な命令を会社上層部からされて、全然疑問を持たずにそれに唯々諾々と従うような教育を受けているのかと不安になります。不適切な行為や不法行為を職務の名で命ぜられたときに、反発するよりも良心を殺して不適切な行為を行うことをおかしいと思わない傾向を強めているということなのでしょうか。良心の呵責を感じながらも仕方なく従う、のではなくて、不適切だろうが不法だろうが上からの命令には積極的に従うということだとしたら、とても恐ろしいことです。

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千畝の顕彰碑

この記事を読んで、わたしは過去に書いた二つのエントリーを、もう一度紹介したくなりました。
ひとつは、松本清張の作品『鬼畜』にふれて書いた『”鬼畜”生み出す道、ふたたび』。もうひとつは、日本のシンドラーとも言われた杉原千畝についてふれた『最近しきりに、公務労働のありようを考える』という記事です。
杉原千畝のことについて詳しくは、こちらをお読みいただきたいが、リトアニア共和国首都カウナスの日本領事館に赴任していた時、ナチスドイツに迫害され日本通過ビザを求めてユダヤ人たちが日本領事館に押し寄せた。日本政府からは再々にわたって「ビザの発行をしてはならない」と命令してきたが、苦悩の末彼はビザを発行し続けた。外務省きってのロシア通といわれた千畝だったが、帰国後の彼に外務省の居場所はなかった。
救われたユダヤ人たちの命は6,000人とも8,000人ともいわれる。
組織の、あるいは上司の命令、それを”人”としてどう受け止めるか、とくに国民、市民の行く末に多大な影響を及ぼし、ときには生死さえ左右しうる公務労働、公務員の仕事のありかたについて、千畝の行動は問いかけ続けていると思うのです。

Comments.

ちょうど今日、購読してる日系バイリンガル新聞に、杉原千畝の記事が載ってました~!
なんでもシカゴの郊外に、ホロコーストの歴史を後世に伝える博物館をオープンしたとかで、その中にスギハラのコーナーがあるんですって!そこの館長によると、杉原氏が直接に救った命は6000人だけど、その子孫がいまや30万人以上にもなるとのことでした。世界に誇れる外交官ですねぇ。

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