現金が底つく州政府

サンフランシスコは車がなくても自由に移動できる、アメリカでは数少ない町のひとつですが、車を持たない私は、バスがなくては何もできません。そのバスの運賃が7月1日から値上げになりました。1回の運賃は1.5ドルから2ドルに。月間パスは45ドルから55ドル。これが来年1月にはさらに値上げして60ドルになる予定です。なんと一気に3割増し。学校も近くなることだし、自転車を買おうかどうか、真剣に検討中です。

それもこれも、全米でも最悪な州財政のせいです。先日はなんと、手持ち現金が底をついて短期の支払いすら借財でまかないはじめたとのニュースが ! 手元にまったく現金のない自治体なんて・・・
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街行くバス。便利です

私は学生なので景気の悪さに直接影響を受けることはない・・・はずなのですが、この春まで通っていた大学は州立大学だったので、教育予算の大幅カットのあおりをくいました。
連日の教職員組合のデモにもかかわらず春学期にはずいぶんとクラスが減らされ、クラス登録の競争率が上がったり、取りたいクラスが取れなかったり。私のような2回目の学士課程の学生は、もう入学もできなくなったようです。大学のみならず、コミュニティカレッジと呼ばれるもっと門戸の広い大学や公立小中学校も、同じように予算削減の対象となっています。私に言わせれば、高等教育にかける予算削減なんて将来の社会を担う人材育成を放棄したようなもんだし、基本教育にかける予算削減も、今ですら先進国とは思えないアメリカの貧困の悪化原因以外のなにものでもありません。
しかしまぁ、ない袖は振れない、ということなのでしょうか、シュワルツネッガー知事と教職員組合のぎりぎりの話し合いはまだ続いています。
8月から通うロースクールもカリフォルニア大学系列なので、学費値上げが心配されるところです。
(サンフランシスコ在住 定岡由紀子)

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