遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心をやすめるとき、はるか雲海の上を音もなく流れさる気流はたゆみない宇宙の営みを告げています。
満天の星をいただく果てしない光の海を豊かに流れゆく風に心をひらけば、きらめく星座の物語も聞こえてくる。夜のしじまのなんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな地平線もまぶたに浮かんでまいります。
昨日、米子空港をめぐって、ちょっときつい記事を書いたので、今日はちょっとゆるりと、空の旅の夢、プレゼント・・・・
私の青春時代は東京でした。60年安保のあと上京し、70年に結婚。民主青年同盟や共産党などの専従者として、まっとうな政治変革のために働いていました。いまでも妻からよく言われるのですが、“家のことや子育ては任せっぱなし”の暮らしだったものです。
74年、身体壊して帰郷するまでの、帰宅は深夜が普通でした。その日々、杉並区阿佐ヶ谷のアパートで、中野区鷺宮の一室で迎える深夜0時。疲れた身体と心を癒したのが、FM東京で始まる『ジェットストリーム』という音楽番組でした。
紹介したスクリプトは、オープニングの曲、「ミスターロンリー」の調べにのって始まる城達也のナレーションですが、あの深い安らぎをもたらす声がじつに素敵で、演劇運動にも参加し発声の勉強も(ちょびっとですけど・・)したことのある私には、憧れの声でしたし、選曲、構成も洗練されたもので、夜毎に私を、まだ見ぬ異国の地、世界の、時には落ち葉舞うパリの街角へ、時には24時間都市ニューヨークの喧騒のなかへ、そして時にはどこまでも蒼く澄んだ珊瑚礁の彼方へと運んでくれたものでした。
いまもう、深夜0時まで起きている元気はありませんが、そんな青春時代を思い出しながら時々、CDで楽しんでいる『ジェットストリーム』です。
上はオープニング。下は『夢幻飛行』をバックのエンディングです。お聞きください。







う~ん、なつかしい。城 達也のかなり若いときの声ですね?
わたしも異国の地に夢馳せたひとり。空港の雰囲気って好きです。特に夜間に出発する国際線で、宝石をちりばめたような地上からだんだん遠のき、やがて淡い光も見えなくなってゆくのをじ~っとみてるのって最高です。
Posted: minato no yoko | 2009年07月31日 21:22