歴史の事実と向き合って

8月4日の横浜市教育委員会が、来年から使う中学歴史教科書に、「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版採用を決定し、抗議の声が広がっている。いま杉並区でも12日採択強行の動きが強まっているようだ。


この問題では過去に、こんな議論をしたことがあるが、いま詳しく書く時間がないので、大津留公彦さんのこの記事と、しんぶん赤旗に載った歴史教育者協議会前会長・石山久男さんのコメントをご紹介したい。ぜひ、お読みください。


ただちに撤回、やり直しを
自由社の歴史教科書は、扶桑社版よりさらに侵略美化の色彩が強いものです。例えば、戦艦大和を巻頭に登場させたり、東南アジアで日本軍が日本語を教えるなどいいことをしたかのように書いています。
自由社版は、検定でいったん516カ所もの欠陥を指摘されて不合格になりました。再提出したものも単純なミスが多く136カ所もの検定意見がつきました。最終的にできたものにもミスがたくさん残っています。
教科書編集の常識からいって欠陥商品といってもいいようなものです。これを現場に押し付ければ、とても子どもたちの教育に責任を持てない状況になるでしょう。
採択の背景には中田宏市長による教育委員の人選があります。採択前には、今田忠彦教膏委員長が、「つくる会」の会長で、この教科書の代表執筆者である藤岡膚勝氏と会って採択の話をしていたという情報も流れていました。このような採択のやり方は不公正で、手続き上も問題があります。横浜市民にとってとうてい納得できるものではないでしょう。採択は直ちに撤回し、やり直すべきです。

今日は原爆のことも含め、みんなで戦争を振り返る日。
強行した横浜市教育委員長は、「日本人として生まれたことを悲しませるような教科書はダメだ」といっているようだが、私は良かったことも間違ったこともふくめて過去の事実、歴史と向き合う子どもにこそ育てたい。

Comments.

定岡様

弊記事をお取り上げいただきトラックバックも頂きありがとうございました。
欠陥商品の教科書の採択は撤回させるしかありません。

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