こんどは佐藤信二氏登場

7月2日、“しんぶん赤旗に野中広務氏登場”の衝撃を書いたが、こんどは元首相、岸伸介氏を叔父とし佐藤栄作元首相を父とする佐藤信二さん(運輸相、通産相を歴任した自民党衆議院8期、参議院1期の大物政治家)の登場(8月2日付・しんぶん赤旗日曜版)です。

以下、要約引用。


佐藤氏は、中学生だったとき新宿の岸伸介邸で東京大空襲を体験。「自分たちが避難したその家屋敷に、別の家から焼け出された人たちが逃げ込んできて、そこに焼夷弾が直撃したのでしょう。逃げた家族と同じ数の焼死体・・・」を目の当たりにした。そして、「その焼け跡の焼死体の隣でも、私は平気でものを食べていました。感覚がまひしていた」ことを、忘れえぬ戦争体験として深く心に刻むことになった。
「無差別爆撃は、重慶(中国)でも、ドレスデン(ドイツ)でも、東京でも、戦時国際法で禁止されている市民の大量虐殺。ヒロシマ・ナガサキ、南京も同様です。これを二度と繰り返させないのが、私の戦後の出発点。日本は非戦と非核三原則を貫くべきなのです」。「声高に憲法改正を叫ぶ前に、政治がやるべきことは、太平洋戦争の総括だ」と主張し、「村山内閣でやっと『侵略と植民地支配』を認めたのに、その後またあいまいになりつつある。戦争の総括はまだ終わっていません。もちろん、国民世論は憲法改正など要求していない」と主張します。
そして、「政治家の質の劣化がひどすぎる。テレビにばかり出ているタレントのような議員。戦争も知らないのに、勇ましいことばかりいう議員。細川内閣の『政治改革』も、小泉内閣の『構造改革』も、本質は小選挙区制導入と郵政の民営化でこの国をひどくしてきました。政治家は器が小さくなり民意は国会に届きにくくなり、地方の小さな郵便局はどんどんつぶれ、商店街はシャッター通りと化しました」とも指摘。佐藤氏は郵政民営化法案の投票に欠席し「議員として反対した法を推進するわけにはいかない」と、その年の総選挙で引退したのですが、「いまマスコミは過去のことは棚上げにして、この選挙で『自民か民主か』ばかりを叫んでいます。マスコミや権力が『改革』を叫ぶほどうさんくさいものはありません。自民から民主に政権が移っても、金権、改憲、消費税増税は基本的にかわりがない。自民にも民主にも先の戦争を美化する勢力が存在しています」と警告。どうすれば本当に政治がいい方向に変われるか、有権者が真剣に考えるときだといい、次のようにのべてインタビューを結ぶのです。
「率直にいって、共産党というと弾圧されたこともあり、印象はきびしくて暗かった。ところが、いまテレビに出ている共産党の幹部は明るい。共産主義が怖いのじゃなくて、世界にとって怖いのはヒトラーや北朝鮮のような全体主義です。自民党も民主党も国民から不安に思われているなか、共産党の主張が注目されて、通りやすい状況ができつつあるのでは・・・」

野中氏のこと、『サンデー毎日』の中曽根・不破対談に続く、この自民党大物政治家のあいつぐ日本共産党との接近が意味するものはなにか、よくよく考えあいたいものだ。

非戦・非核の願いは、こぞって共産党へ

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