しんぶん赤旗一面に、朝日新聞でいえばあの有名な『天声人語』に相当する『潮流』というコラムがあります。600文字という決まった短い文章のなかで、時々の話題やニュース、世相を切り出していて、いつも感心させられ、勉強にもなっています。
今日は、今日の『潮流』欄をそのまま転載してご紹介します。「こういう政党が日本に存在することをうれしく思う」というフレーズもさることながら、「絶望のふちにいる人々の心の叫び」にこたえて、コツコツ仕事されているこの方たちの存在に、いまさらながらに心動かされたからです。
お読みください。
夕焼け雲
読者から、作家・小林多喜二の切手を張ったお便りをいただきました。うつむき加減の多事二に、「蟹工船」の文字▼2000年発売の切手です。「20世紀デザイン切手シリーズ」の1枚でした。しかし当時、「蟹工船」が8年後の流行語に選ばれるほど多くの人に読まれようとは、記者も予想できませんでした。
▼封書の差出人は、名古屋市に住む加藤俊二さん。小冊子が入っていました。加藤さんが折をみては200人あまりの友人に送っているという、「ときは流れてゆく 友への通信」のできたての号でした▼加藤さんが児童相談所につとめていたとき母子家庭の母親に出した、手紙を紹介しています。彼女は3人の子を残し、生活保護費を受け取ったまま若い男性と姿を消しました。3人が児童相談所で暮らすと決まった日、連絡がつきます▼が、帰る気はなし。中学生の長女は望みを絶たれ、声を振り絞って叫びました。「ちきしょう、ババァめ!きたならしい!」。そんな子どもたちの涙の意味を問いかける手紙を送り、半年後。彼女は戻ります。彼女も劫いとき父を亡くし、小学校にまともに通えず、夫とは死別しました▼バブルに浮かれる1988年のことです。
そしていま、「蟹工船」「派遣村」の時代。「貧しい人々の生活の匂いを嗅ぎながら毎日の仕事にあたっていた」加藤さん、日本共産党について書きます。
「絶望のふちにいる人々の心の叫び」にこたえる党、「こういう政党が日本に存在することを、私はうれしく思う」。
------------09/08/21 しんぶん赤旗『潮流』より







Comments.