メキシコもそうだったけど、グアテマラにも敬虔なカソリック教徒が多い。Jesus(ヘススと発音します)のお生まれになった日、ということで、クリスマスは重要な日なのだそうです。教会や広場、お店などには、キリストが厩で生まれるシーンが箱庭風に再現され、メルカドにはクリスマスの飾りがあふれています。
クリスマスツリーの飾りはアメリカとちょっと違って、ツリーの下に苔みたいなものと、キンカンみたいな小さい蜜柑の数珠つなぎのものを飾ります。

クリスマス料理の準備
イブにはお米の粉の生地をマシャンという葉で包んでゆでた(チマキみたいな感じ?)タマ-レスを食べるのが伝統で、マルティータおばあちゃんは山ほどのタマ-レス作りに忙しい。このタマ-レス、一般にはトウモロコシの粉で作られているが、このグアテマラ山間部では、とくにクリスマスにはお米のタマ-レスを食べる風習なのだそうだ。
そして、特徴的なのが、道端の爆竹。日本の駄菓子屋に売ってるような小さなものではない。10cm×50cmくらいに火薬が数珠つなぎになっているので、まるで爆弾が爆発したんじゃないかという音がする。これを子供も大人も道端で放り投げているので、危なくて道を歩けやしない。24日から25日に日付が変わる深夜12時には、たくさんの花火があがり(公的なものじゃなく、あちこちで勝手に花火を打ち上げているみたいだ)、道では人々が爆竹を放り投げる。マルコおじいちゃんが寝る前に「すごい音だから、ユキコ、びっくりするんじゃないよ、いつもの風習だからね」と忠告してくれたが、思った以上にすごかった。おそらく向かいの家の爆竹が当たっているのか、我が家のガレージのシャッターがバチバチバチとけたたましい音を出していた。

お店で売っていた
クリスマスツリーの飾り
クリスマスツリーの飾り
25日昼ごろ、遅く起きてきた人がまた爆竹を鳴らし始める。中央公園のクリスマスの様子を見に行ってみようと思ったが、ちょっとドアから顔を出してみたかぎり、とてもこんな爆発物だらけの道は歩けない。ということで、家におこもり決定。
近所に住む娘家族たちがミサの帰りに立ち寄り、自分で作ったタマ-レスを「うまくできたかしら?」などと言いながら交換しては、食事をして帰っていった。
さて、クリスマスが終わったら落ち着くかと思いきや、爆竹騒ぎは新年までつづく。というのも、1月1日もヘススが生まれてから8日目という重要な日なのだそうだ(アメリカ人の友人も初耳だそう―8日がどう重要なのかは、何度聞いても分からなかった)。
31日は、特別に大掃除をして新年を迎える、というのではないが、新年のご馳走作りに忙しい。そして31日の深夜12時、また花火と爆竹が鳴り響いた。面白かったのは、12時ちょうどに、葡萄をひとり12粒、1粒ずつお願いごとをしながら食べる、というもの。マルティータおばあちゃんが皆の健康と幸せ(日本にいるわたしの家族も含めて!)を祈り、それからしばらく黙々と葡萄を食べつづける。12粒というのは12ヶ月をあらわしているので、「1月・・・もぐもぐ・・・2月・・・もぐもぐ・・・」と言った具合。そして爆音の中、むりやり就寝。

隣の家の爆竹
1月1日は家族みんなが朝から大聖堂のミサにでかけてしまった。先住民家庭出身のおじさんの家でマヤ式の伝統的なお祭りをするというので、中央公園にある大聖堂で待ち合わせて、お呼ばれ。
まずはパンとホットチョコレートという伝統的な朝食。グアテマラのパンはボソボソしていてあまり美味しくないのだけど、チョコレートに浸して食べると、これがなかなかイケる。面白いのは、男女別々の部屋ですべてのお祝い事が進んでいくこと。真ん中に共用のスペースもあるのでカンペキに別々というわけではないが、食事は別室で振る舞われ、その後に続いたマヤの伝統的な踊りは完全に男女別。踊りは左右にステップを踏みながら、前後に移動するだけ、これを向かい合った2列(女性の部屋では2列とも女性)が交互に踊る、というシンプルなものだったが、学校の教室より広いくらいの部屋一面に、色とりどりの民族衣装の女性が並んでいるのはなかなかの壮観だ。男性は、というと、伝統衣装というのは一応あるらしいが、数人みかけるくらいで、ほとんどは普通のスーツ。実際に男性が民族衣装を日常に着ている村はほとんどないらしい。女性の部屋よりも陽気に踊っているくらいで、見ごたえは断然、女性の部屋の方が上だろう。
このあと大聖堂まで歩いていって子供達が歌ったりするらしいが、別の用事があって、残念ながら見れたのはここまで。
ちなみに24、25日も、新年も、お店は完全に閉まっていて、コーヒー1杯飲むのにも探し回らなくてはならないくらい。残念なことに、31日の夜にカメラの電池が切れてしまって、2日になるまで乾電池すら買えなかったので、1日の写真は同じ家にステイしていたアメリカ人が送ってくれるのを待たなくてはならない。







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