核兵器禁止条約で意見書

境港市議会は10月2日の最終日、『核兵器禁止条約の早期批准を求める意見書』を採択、政府、関係機関へ意見書を送付しました。
相談しあって作成した意見書は会派きょうどうの平松謙治議員が朗読、提案し、私が賛成討論。自民ク、公明の反対のなか、会派きょうどうの5人と社民の松本議員と私たち共産党の安田とも子、定岡の8議員の賛成多数で採択されました。
以下は私の賛成討論要旨です。

デジタル朝日より


条約は「核兵器は、使うことも、開発することも、保有することも、そして、これをもって威嚇することも、すべて違法」とするもの、広島、長崎の惨禍を知った人類の悲願=「核兵器のない世界」へ向けて、70余年にしてようやく扉を開いた画期的な出来事です。
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ところが、唯一の被爆国である日本政府がこれに反対し、交渉会合の、本来いるべき日本政府代表の席には、「あなたがここにいてくれたら」と書かれた折り鶴がおかれたものです。国連での採択後も、日本政府は署名しないことを明言し、発効に抵抗し続けています。ヒバクシャは安倍総理に、「あなたはどこの国の総理か」と怒りの声をあげています。
昭和58年9月22日、非核都市宣言をおこなった境港市議会としても決して見過ごすことのできない問題です。昨年開始された核廃絶を求める『ヒバクシャ国際署名』には、中村市長、岡空議長、松本教育長の3氏も署名されました。
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「北朝鮮の核開発の抑止」とか、「核軍縮は段階的に進めるべき」という反対論がありますが、核拡散防止条約のもと、世界は核軍縮と拡散防止について、1970年から幾たびもの交渉を続けてきましたが、国際紛争が相次ぐなかで、実りある成果はあがっていません。
結局のところ、抑止論の立場=紛争解決の手段として核兵器があり、それをもって脅しあい、それが使われるかもしれないという恐怖がある以上、核をなくすことはできないし、相手よりより多く持とうということにしかならないからです。
この立場を超えて、まずは「核兵器の違法化」=核は「絶対の悪」として、開発も、保有も、使用も、威嚇も違法とする核兵器禁止条約へと発展したのが、今日の国際的な到達です。
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条約はまもなく発効しますが、世界の核兵器の90%以上を占めるアメリカ、ロシアが動かない限り、直ちに世界の核廃絶の展望が開けるわけではありません。しかし例えば、北朝鮮の核開発も、それに対するアメリカによる核を使った威嚇、脅しも、国際条約の禁止する違法行為、世界と明確に敵対する行為となって、それぞれの国を縛ることになるのです。
私たちのめざすゴールは「核兵器のない世界」であり、核兵器禁止条約の採択はその新たなスタートですが、これほどの大きな一歩は戦後の歴史のなかでなかったものです。
条約に反対する国々への「橋渡し」と言うのなら、まずはわが身をあるべき場所にしっかり置いてこそ、できるというものではないでしょうか。

この核兵器禁止条約の採択に大きな役割を果たしたICAN(核兵器廃絶キャンペーン)が、今日、ノーベル平和賞を受賞しました。なんだかんだと言っては、アメリカの言いなりに、この世界の流れに抵抗する安倍政権、自民、公明の哀れを感じますね。

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