赦し難きを赦す

昨日、戦争展実行委員会のメンバーと『特別展示・平和運動開始70年 加納莞蕾大回顧展』を観に、安来市・加納美術館に行ってきました。

一昨年来の行き来を通じて、名誉館長の加納佳代子氏と境港市戦争展実行委員会はもう昵懇のなかで、思わぬことに今日、彼女が付きっ切りで2時間弱、洋画家としての莞蕾の作品や戦後、日比の平和構築に果たした役割など解説してくださったのです。莞蕾を深く知る良い機会となりました。

加納莞蕾


画家の道をめざした布部出身の加納莞蕾(本名・辰夫 1904~1977)は、1937年にその道を究めたいと朝鮮半島に渡り、一時期従軍画家となりましたが、戦後、自らの戦争責任と向き合い、筆を折って1949年からフィリピンに戦犯として捕らえられていた旧日本兵の赦免嘆願を始めたのです。
「目には目では平和は来ない。憎しみを愛に変えて、赦し難きを赦す奇跡を」という莞蕾の訴えはローマ法王にまで届けられ、妻と3人の子どもを日本軍に殺されたキリノ大統領が1953年、日本人戦犯の赦免を認める声明を発表し、100余名が無事、帰国したのでした。今日に至る日比友好の礎となっています。

大回顧展は6月10日まで。
詳しくは  加納美術館サイト でご覧ください。

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