3) ガンジー・・・
家は海に近い松林の中だった。波の音で目を覚ました。木に登り、昼に夕に泳いだ。坊主頭に真っ黒な顔。それが丸いメガネをかけたものだから、あだ名は『ガンジー』ということになった。インド独立の父、マハトマ・ガンジーには申し訳ないが、真っ黒な顔、丸メガネが、よれよれのランニング姿では、いかにも!だった。 議会にでてからよく「なんでそんなに顔が黒いの」といわれるが、年季が入っているのだ、文句あるか。
神社ウラの森も探検、ターザン・・格好の遊び場だった。木から落ちた痛み、友達の顔に大変な怪我をさせた過ち、同級生が海で死にかけた・・全身で自然と向き合う遊びのなかで、生きる意味を体得していった。
実によく遊んだが、実によく本を読んだ。寝床でもむさぼった。目が悪くなるのは当たり前で、小学校5年の5月5日にメガネをかける羽目となった。いま、視力は裸眼で0.01というレベル。よう運転できているものだ。周りの車には気をつけて欲しい!しかし読書は、時空を超えて子どものこころを解き放つ。私はジンギスカンになり、ガガーリンになった。
いまの子どもたちの不幸を想う。どこから回復できるのだろうか、私にはまだ答えが出せない。








